iPallet/Tuzura

つづら (iPallet/Tuzura for iOS 10), Version 1.7

(Japanese / English)

つづら(iPallet/Tuzura)について

iTunesのファイル共有機能で配置したファイルをプライベートに表示するためのアプリです。

重要!: iOS9以下では従来の Tuzura(Version 1.6、緑のアイコン)を優先してインストールしてください。

  • ファイル形式(PDF, JPEG, GIF, PNG)を表示できます。
  • オプション:索引ファイル(index.xml)を用いてタイトルや表示するファイル順序等を変更できます。
  • オプション:トップページ(index.html)ファイルを登録すると、初期案内に代わるページも表示できます。
  • PDFのしおり(ブックマーク)がある場合は、選択時に一覧に表示できます。 (区別のため、文字色を少し茶色に変えています。)(v.1.3以降)

iOS 10 での動作状況

(2016-09-22)

iOS 10には1.7から対応しています。1.7ではサポート範囲がiOS 8以上に変わりました。

1.6はiOS 10では起動しません。"iPallet/Tuzura for iOS 10" に切り替えてください。iOS 9以下では引き続き1.6をご利用いただけます。

iOS 9 での動作状況

(2015-10-19)

iOS 9には1.6から対応しています。

iPnone 6, iPhone 6 Plus, iOS 8 での動作状況

(2015-01-09)

このバージョンはiPnone 6, iPhone 6 Plusへの確認と最適化はまだ済んでいません。iOS 8.1.2には1.5から対応しています。

iOS 6.1からiOS 7.xで既に利用されている場合への本バージョンアップによる影響はありません。バグフィックスのため、PDFをご利用の場合はアップデートを推奨します。

簡単な利用方法

次の方法で、シンプルに利用できる点は、バージョン1.0から変わりありません。

  1. 読み込むファイルが無い場合のみ、最初の案内ページを表示します。
  2. iTunesにケーブル接続し、Appのファイル共有でこのアプリを選択します。
  3. 書類に共有したいファイルを登録します。 (更新や削除する場合もここで行ってください。)
  4. アプリを起動すると一覧を表示します。 ファイル登録を更新した場合は、リフレッシュ操作(リスト画面を下へ引っ張る)してください。
  5. 一覧から表示したいファイルを選択してください。

より便利な利用方法

索引ファイル(index.xml)を用いて機能を拡張できます。 索引ファイルは自分で作成し、iTunesのファイル共有を用いて、登録する必要があります。 (フォーマットはこのページ後半の書式例を参考にしてください。)

  1. 一覧の階層構造を利用できます。(v.1.2以降)
  2. PDFのしおり(ブックマーク)の表示階層を制御できます。(v.1.3以降)
  3. ページの進行方向を設定できます。(v.1.3以降)

このバージョンの制限

  • ファイル名は大文字・小文字を区別します。
  • 外部へのリンクは、リンク表示があっても動作しません。
  • 一覧に表示できるのはテキストのみです。
  • 索引ファイル(index.xml)で指定しない場合、PDFページの進行方向は既定の英文横書きだけです。
  • PDFページの進行方向はデフォルト(既定)では英文横書き(Left to Right)で、タッチ・ジェスチャー操作も同様です。 索引ファイルで日本語縦書きのページ進行を指定した場合、操作方向が逆になりますが、この指標は明示的には表示されません。 どちらであるかは、画面をタップしてサムネイル一覧やページ表示で確認ください。 (今後のバージョンで指標対応を予定しています。)
  • PDFのしおり(ブックマーク)の階層制限をする場合、親階層のしおりにページが記載されている必要があります。 記載が無い場合は、一覧からページを表示できません。 このような場合はPDFをご確認の上、適切な処置を行ってください。
  • パスワードで保護されたPDFは表示できません。
  • PDF内のリンクは機能しません。

オプション書式(少し難しい利用方法)

この内容は技術的な用語を含みます。理解の上でご利用ください。

オプション機能を用いると、ネットに依存せずにプライベートな資料紹介ができます。 また、iOSのアクセスガイド機能と併用することで、簡単な資料展示にも応用できます。

オプション機能は、該当ファイルを iTunes で削除することによって、元の状態に戻せます。

索引一覧(index.xml)

書式例 (1)

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<items>
    <item label="アプリ解説 (PDF)" src="_サンプル概要説明.pdf" />
    <item label="利用説明書 (PDF)" src="_UsersManual-2014.pdf" />
    <item label="サンプル画像-1 (JPEG)" src="24.JPG" />
    <item label="サンプル画像-2 (JPEG)" src="25.JPG" />
    <item label="サンプル画像-3 (PNG)" src="a_Sample09.png" />
    <item src="a_Sample09.png" />サンプル画像-3 (PNG)</item>
    <item label="サンプル画像-4 (PNG)" src="a_Sample10.png" />サンプル画像-4(詳細画像)</item>
</items>
  • 要素名 item:表示するファイルの要素名は item としてください。
  • 属性 label:この値が一覧のラベルとして表示されます。長い場合は一部のみ表示します。 この属性が記載されていない場合、属性 src の値が用いられます。
  • 属性 src:ファイル名です。拡張子まで大文字・小文字、半角・全角を正しく記述します。
  • フォーマット:utf-8、改行はLF(Unix,OSX)を推奨します。
  • 子要素(テキストノード):この内容がタイトルとして用いられます。長い場合は一部のみ表示します。 子要素が無い場合、タイトルには属性 label の値を用います。 (v.1.3以降)


書式例 (2) (v.1.2以降)

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<items label="書式例">
    <item label="アプリ解説 (PDF)" src="_サンプル概要説明.pdf" />
    <item label="利用説明書 (PDF)" src="_UsersManual-2014.pdf" />
    <items label="サンプル画像">
        <item label="サンプル画像-1 (JPEG)" src="24.JPG" />
        <item label="サンプル画像-2 (JPEG)" src="25.JPG" />
        <item label="サンプル画像-3 (PNG)" src="a_Sample09.png" frame="wide" />
    </items>
    <item src="a_Sample09.png" />サンプル画像-3 (PNG)</item>
</items>
  • 要素名 items:グループ記述の場合に使います。一覧を階層表示できます。 タイトルの右端に > 記号が表示されます。
  • 属性 label:要素名 items に 属性 label の記載がある場合は、グループのタイトルを表示します。
  • 属性 frame : 要素名 item に 属性 frame の記載があり、その値が wide(半角小文字)の場合は、 ランドスケープ表示に限り、一覧のタップ操作で一覧を閉じてコンテンツのみ表示します。 (スリープや縦表示からの復帰時は通常表示になります。) (v.1.4以降)


書式例 (3) PDFの表示指定 (v.1.3以降)

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<items label="書式例">
    <!-- デフォルト表示(初期表示ページ:1、英文横書き進行、しおり(ブックマーク)がある場合は第5階層まで表示) -->
    <item label="アプリ解説 (PDF)" src="_サンプル概要説明.pdf" />

    <!-- 初期表示ページ:1、英文横書き進行、しおり(ブックマーク)がある場合は第2階層まで表示 -->
    <item label="アプリ解説 (PDF)" src="_サンプル概要説明.pdf" frontpage="1" pagedirection="LTR" maxlevel="2" />

    <!-- 初期表示ページ:3、日本語縦書き進行、しおり(ブックマーク)はあっても表示しません -->
    <item label="利用説明書 (PDF)" src="_UsersManual-2014.pdf" frontpage="3" pagedirection="RTL" maxlevel="0" />
</items>
  • 以下の属性はPDFのみ有効です。
  • 属性 frontpage:初期表示のPDFページを1以上の半角数字で指定できます。 トップページは1です。この属性を記載しない場合はトップページを表示します。
  • 属性 pagedirection:日本語縦書きのページ進行 RTL (Right to Left) の指定ができます。 デフォルトは LTR (Left to Right)。利用時は半角英大文字でRTL、(必要ならLTR)と記載してください。
  • 属性 maxlevel:PDFのしおり(ブックマーク)の階層表示制御用です。 しおり(ブックマーク)が存在する場合に有効です。 半角数字1で第1階層のみ表示。第5階層(デフォルト)まで対応します。 半角数字0でしおり(ブックマーク)を表示しません。 なお、親の階層に対応するページの記載が無い場合、その子階層のページを自動で割り当てます。 ただし、その子階層が表示する階層に含まれていることが必要です。


索引一覧(index.xml)のその他記述条件

  • XMLは整形式(well-formed)としてください。
  • 書式が正しく、しかしファイルを実際に登録していない場合は、一覧の表示がグレー色となり選択できません。
  • 属性 label が無い場合、ファイル名が表示されます。
  • タイトル箇所はitemの子要素(テキストノード)が優先されます。 (v.1.3以降)
  • 属性 src が無い場合や、属性 src に拡張子の記載の無い場合はその要素 item は表示されません。
  • 同じ内容の item 記載があっても、単に一覧で重複表示するだけです。
  • 属性 label の記載は、要素 item の最初の子要素とすることもできます。この場合、改行すると識別しません。
  • 同じ label の items 記載がある場合、最初の items のみ有効となります。


トップページ(index.html)

ひとつだけトップページを作成できます。下記の条件に注意して、ご自身でお試しください。

  • CSSやイメージ(JPEGとPNG)等は index.html ファイルと同じ iTunes ファイル共有の階層に置かれるかもしれません。 その場合は、もし、索引ファイル index.xml が存在しなければ、一覧に表示される場合があります。
  • index.html から任意の名前の(サンドボックス内の)HTMLファイルにリンクすることは可能です。
  • HTMLの書式や表示ファイルは、iOSの標準ブラウザ(正確にはiOSのWebView)で表示可能である必要があります。
  • 索引ファイル(index.xml)にトップページを記述する必要はありません。 アプリが index.html ファイルの存在を見つけた場合のみトップページとして扱います。
  • index.html の書式はこの案内では用意していません。
  • 索引一覧(index.xml)の最初の items (ルート要素) に label 属性を記載すると、タイトルを変更できます。

更新情報

Version 1.7 更新内容 (2016-09-22)

  • iOS 10に暫定対応。
  • "iPallet/Tuzura for iOS 10" にアプリ名を独立。
  • 1.7は、サポート範囲をiOS 8以上に変更。

Version 1.6 更新内容 (2015-10-19)

  • iOS9の言語ロケール対応。
  • PDFのアウトライン表示の修正(iPadのみ可能に変更)。
  • 重要! : iOS 10では, この1.6は起動しません。(内部エラーで「落ち」ます。)

Version 1.5 更新内容 (2015-01-09)

  • iOS8対応
  • 1ページPDFの表示バグフィックス

Version 1.4 更新内容 (2014-06-20)

  • フェード表示適用(PDF除く)。
  • 索引ファイル(index.xml)を用いて横置きで画面拡張表示の設定。
  • 先頭が半角のドットのファイル(隠しファイル)は読み込み制限。
  • Welcomeページの国際化対応。
  • 索引ファイル(index.xml)先頭のラベル表示不具合の修正。(バグフィックス)
  • ファイル読み込み不具合の修正。(バグフィックス)

Version 1.3 更新内容 (2014-05-25)

  • PDFのしおり(ブックマーク)がある場合は、選択時に一覧に表示できます。
  • PDFのページ進行に、しおりが同期します。
  • 索引ファイル(index.xml)を用いて、PDFのしおり(ブックマーク)の表示階層を制御できます。
  • HTMLのリンクからPDFをビューアで表示できるようにしました。(引き続き、外部へのリンクは不可)
  • 索引ファイル(index.xml)を用いて、一覧表示とタイトルを別に記載可能です。

Version 1.2 更新内容 (2014-05-18)

  • 索引ファイル(index.xml)の記述によって、一覧の階層表示が行えます。
  • トップページ(index.html)のタイトルを索引ファイル内で設定できます。
  • ホームボタン復帰時の表示不具合の修正。
  • ステータスバーの表示に変更(iPad)。

Version 1.1 更新内容 (2014-05-09)

  • iPadのランドスケープ(横置き)表示で、一覧を閉じる機能を追加。
  • 大きなサイズのPDF表示が可能になりました。

Version 1.0 内容 (2014-01-12)

  • ファイル形式(PDF, JPEG, GIF, PNG)を表示できます。
  • オプション:索引ファイル(index.xml)を用いてタイトルや表示するファイル順序等を変更できます。
  • オプション:トップページ(index.html)ファイルを登録すると、この案内に代わるページも表示できます。

2016-09-22 更新